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zoom RSS 情報処理技術者試験問題

<<   作成日時 : 2009/01/13 19:35   >>

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ネットワークのことはあまり研究の専門ではないのですが、授業の準備のために情報処理技術者試験のうち「テクニカルエンジニア(ネットワーク)」の問題を調べていました。よくできた問題だと感心することが多いです。どのようによくできているかと言うと、知識の詰め込みでも一応解答は可能であるが、実務経験があればより早く正確に解答できそうな問題だと思うからです。つまり、実務者の勘に当たるようなものが問題解答に役立つようにできていると思います。

今日調べた平成18年度午後Iの問題のうち、問2には驚きと感動を覚えました。この問題では無線LANのアクセスポイント(AP)を増設したらパフォーマンスが悪くなったという設定です。以下にその一部を引用します。
B君は、無線APの増設作業に問題があったと考え、作業を行ったC君に内容を確認した。C君の説明は、次の通りであった。
・60台のPCの中から増設した無線APに収容する30台のPCを選んだ。
・増設した無線APに、新しいSSIDとWEP(Wired Equivalent Privacy)キーを設定した。利用周波数は、無線APに設定されていた既定値をそのまま使った。
(中略)
B君はC君の説明を聞き、ファイル転送が遅くなるのはC君の設定の誤りが原因ではないかと指摘した。(中略)C君の設定では二つの無線APが同時に通信を行うことができないので(後略)。

問題は、下線部の誤りは何かということで、答は二つの無線APの周波数が同じであるということです。言われてみればそうだろうと思うのですが、しかしこの問題では、増設したAPの周波数については既定値を使ったと書いてありますが、もともとあったAPの周波数については一言も書いていません。つまり、もともとあったAPの周波数が既定値ではないものに変更してある可能性は簡単には否定できず、もしそうだとしたら二つのAPが同じ周波数を使っているという可能性はなくなります。これは、大学入試の問題であったとしたら、問題不備の烙印を押されて、学長が謝る事態すら可能性として考えられるのではないかと思います。

しかし、参考書の解説によると、C君が周波数が既定値であると簡単に答えていることから、C君が周波数について無頓着であることを見抜き、さらに、二つの無線APが同時に通信できないことが原因であるという記述から裏が取れるから正解が導けるというのです。技術トラブルのコンサルでは、困っている人がトラブル説明で言及しなかったところに原因があることが多く、それを見抜く目というのは実務経験で養われますから、この問題はなるほどと思いました。大学入試でもこんな問題が出せると面白いのですが。

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