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zoom RSS 大学の中期計画

<<   作成日時 : 2009/04/21 21:01   >>

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国立大学は法人化後にそれぞれの中期計画を策定することになりました。法人化後の第一期の中期計画期間の6年が今年度で終わるということで、これから次の6年の中期計画を立てることになります。おそらく各大学でその作業が始まっているはずですが、私の大学も同様です。

ところで、私はかつて企業に勤めていましたので、企業でも中期計画の策定をやっていました。したがって、企業でやっていたような中期計画の要領でやれば良いのかなと思っていたのですが、それは全く違うものであるということが6年前にわかりました。

まず、見直し作業がないということが驚きでした。私のいた企業の場合5年分の中期計画を立てていたのですが、それは5年に一度やるのではなく毎年やる作業でした。つまり、毎年見直して、そこから5年分の計画を立てるのです。ところが、大学では中期計画期間はそれより1年長い6年であるのに、基本的には見直しということがない。計画は6年に一度しか立てないということです。企業の方が社会環境の変化に左右されやすいということはあるでしょうが、大学でも6年間見直す必要が一切ないことはないと思うので、ちょっと不思議な気がします。

次に、リソースの計画が書けないということがあります。リソースとは活動するための人とお金等のことです。企業では事業部での新規採用数などを含め、人の計画を立て、また営業収入(私のいたところは研究所でしたので受託収入や本社からいただく費用など)と支出に関するお金の計画を立て、さらにはオフィスフロアの計画まで中期計画には含まれますが、大学のは基本的にそうではありません。○○という目標に対して何年に何をするという項目の羅列のみです。何をしたいかはわかるけれども、本当にそれをするのに必要なお金とか人はあるのかというチェックが入るような計画書式になっていないのです。これは最も驚きました。お金は外部資金等で取ってくる(だから書かなくてもよい?)、人を増やすことは基本的に不可能ということなのでしょうが、計画を書くときにどれだけリソースのことを意識しているのかはよくわかりませんでした。

余談ですが、私のいた企業では何でも基本 PowerPoint なので中期計画もまず PowerPoint で書きました。(私はは下っ端だったのでそうでしたが、上の方では別の書式で最終的に書き直していたのかもしれません。)とにかく図などを用いて役員を納得させるのが重要だからでしょう。それに対して、大学では Excel で書きます。項目が多く、羅列するためでしょう。また図は使いません。おそらく、何を約束したかを明確にするには図よりも文章の方が適切だからでしょう。

さらに、評価の問題があります。国立大学の中期計画の評価はこちらにあるように、計画に対する達成度合で評価するのが基本のようです。これは、高い目標を掲げると達成しにくいため不利になるという心配も生じます。企業では計画は立てるものの、最終的な評価は事業部業績です。もちろん、企業の業績は数値化できるが大学ではそれに相当する数値化可能な一元的な尺度がないという事情はありますが、計画評価に対する考え方が全く異なるということは言えると思います。

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